・ヘルパーを利用したい・・・
・デイサービスにはどうやって行くの?
・車椅子・ベッドをレンタルしたい
・最近、父・母(祖母・祖父)の様子が違う。
認知症かも・・・
など理由は様々ですがよく聞かれる相談内容の一例です。
「困ってはいるができるだけ周りに知られたくない」・「うちの親に限って認知症になる訳がない」などの心理が働くのが当然です。
身内で何とかサポートしようと努力するご家族様も多々おられますが、お仕事の都合や自身の体調等のこともあり、ご本人様にとって充分な支援をご家族様だけでまかなえることは難しいと思われます。
介護保険サービスが利用できるまでの流れを簡単にご説明させて頂きます。
①お住まいの市町村の窓口に介護認定申請手続きを行う。
②自宅で認定調査を受ける。
③自宅に認定結果が印字された介護保険証が届く。
④担当ケアマネジャーを決めサービス利用開始。
大雑把にはなりますがこのような流れでサービスを利用できる状態に
なります。
介護保険証を持っているだけではサービスは利用できない
のです。(意外とご存知でない方が多い印象です)
介護認定申請手続きを行ってから、認定結果が出るまでは早くて1ヶ月ほどかかります。
サービスを利用したいと考えられたら早めに行動されることをオススメします。
お一人暮らしで身寄りもいない方が転倒し骨折、入院もできないなど、すぐに訪問介護の利用が必要という方も暫定利用という方法もありますが、
ケアマネジャーによる現場の判断が重要になりますので「やむを得ない場合」ぐらいに考えた方が良いかと考えます。
利用できるサービスについて
※自宅でご利用できるサービスのみで施設系サービスについては割愛
させて頂きます。
○居宅介護支援
ケアマネジャーが行う業務の総称です。介護保険に必要な手続きやご本人にあったサービスの案内・調整など全てに対してサポートをします。
サービスをご利用になる場合、必ず担当のケアマネジャーがつくことになります。
○訪問介護
ご自宅にヘルパーが訪問し生活支援(掃除・洗濯・調理など)・身体介護(排泄介助・入浴介助・食事介助など)を行います。
○通所介護(デイサービス)
デイサービスを実施している建物へ行き、食事・入浴・レクリエーション・機能訓練などを行います。デイサービスにより実施している内容は様々です(例:運動に特化し入浴を行っていないなど)
○通所リハビリ(デイケア)
食事・入浴などのサービスがあり通いであるという点でデイサービスとよく似ていますが、大きく違うのはご本人の疾病・疾患に対して主治医の意見に基づいたリハビリテーションを行ってもらえるという点です。
○訪問看護
ご自宅に看護師が訪問し、ご本人の身体状況に応じた医療的な対応を受けることができます。
○訪問入浴
浴室が狭いなどの理由により訪問介護での入浴が困難、また入浴時に看護師の付き添いが必要など、自宅で入浴がしたいが比較的困難な方の利用が多いと思われます。
上記の理由により浴室が使えない場合、浴槽も用意でてくれますので幅広い入浴ニーズに対応してくれるサービスです。
○福祉用具貸与
車イス・電動ベッド(特殊寝台)・歩行器・手すり(置き型)などをはじめとした福祉用具をレンタルできるサービスです。様々な種類があるのでケアマネジャーや福祉用具専門相談員を相談し最適な福祉用具を選んでいきます。
○短期入所(ショートステイ)
病院・特別養護老人ホーム等で短期的に入所(泊まりのようなイメージです)し生活できるサービスです。ご家族の急な外出や身体的・精神的に休憩の時間を設けるなどの目的で利用されています。
○小規模多機能型居宅介護
訪問介護・通所介護・短期入所がセットになった施設といえばイメージしやすいでしょうか。
ご自宅で生活し昼間はデイサービス、夜間は訪問介護による支援を受け、泊まりのサービスもひとつの施設で実施しているサービスです。
○住宅改修
転倒の多い玄関・浴室・トイレなどを中心とした手すりの設置や段差の解消など工事が必要となる設備の取り付け・部品の費用を1割負担で行えるサービスです。お一人につき20万円を限度として利用することができます。
例:工事費(部品等含む):20万円
ご利用者様 1割負担:2万円
実質の給付額 :18万円